”好き避け”という言葉をご存知でしょうか。
これは『相手のことが好きだけれど、素直に気持ちが表現できずに、故意に避けているように見せかけてしまうという心理状態』をあらわすものです。
恋愛感情というものは非常に複雑で、ただ好きだといっても、それをどのように表に出すのかは個人差がとても大きくなります。
複数の人と恋愛を経験したことがある人はわかると思いますが、同じように愛されていたとしても、それをストレート言葉にしてくる人ばかりではありません。
むしろ、気持ちをそのまま言葉であらわしてくるタイプのほうが少数派なのかも。
好き避けをする人は、『好きだという気持ちがあるにもかかわらず、好きな人を目の前にしてしまうと、どうしていいかわからなくなり、意識しすぎた行動をとってしまう』ことがあります。
それが好き避けの原因で、好き避けをしている人は自分が好き避けをしていることに気付いていないこともあります。
今回は、その『好き避け』の心理の中でも、『既婚者の好き避けの心理』に注目していきたいと思います。
目次はこちら
好き避け心理、嫌い避け心理について

好き避け心理とは

好き避けというのは”具体的にどのような態度をとるのか?”というと、好きな相手と故意に距離をとってしまうような行動のことです。
普通に考えたら好きになった人と親密になりたいと思いますが、それは相手が自分のことを確実に好きでいてくれるという自信がある時に限られることなのでしょう。
もしかしたら、相手に拒否されてしまうかもしれないという不安があったり、恥ずかしいという気持ちがでてきてしまい、好きな人の前では何故かそっけなくしてしまうという行動をとった経験がある人は多いはずです。
日本人は自分の気持ちを正直に人前に出すことに抵抗がある人が多いので、好きだという気持ち以外でも、自分の気持ちを外に出さない人が多いという特徴があります。
これは”日本社会の文化的な背景”も関係しています。
特に男性は、”辛いことや悲しいことがあっても泣いてはいけない”というような教育をされて育った人が多くいます。
日本では、人前で涙を見せないことが男らしいという文化が根付いており、男は常に冷静でいたほうが良いという価値観がありますよね。
年齢が上の世代ほど、この価値観が強く染みついているので、異性に対しても気持ちをあらわさない人が多いような印象を受けます。
若い世代の人は異性の友だちも多い傾向があり、そこまで男女の関係に堅苦しい雰囲気はありませんが、それでもシャイな性格の人は好き避けをしてしまう人が多いようです。
若い人の場合は特別な感情を持っていない異性と一緒にいる時には自然にふるまえても、好きな人の前に行くと、突然冷静でいられなくなる、というケースも。
若い世代ということで人生経験も少ないので、まだ好きな異性と深い関係になった回数が少なく、経験値の少なさから好き避けをしてしまうという感じの人がよく見られます。
嫌い避け心理とは

”好き避け”に対して『嫌い避け』という言葉もあります。
これは特に説明が要らないほど、シンプルな感情です。
”嫌いな人と一緒にいたい”と思う人はいない、ということが行動にあらわれているということです。
相手のことを嫌う気持ちがあるので、一緒にいてもできるだけ関係を持ちたくない、と思ってしまい避けるという行動に出てしまいます。
好き避けと違って、”嫌い避け”はどのような人でも理解できる感情でしょう。
”嫌い避け”の特徴は、嫌い避けができる人とできない人がいるということです。
子どものように感情を表に出す人は、『嫌いな相手に好かれる必要はない』と思って露骨に嫌いな人を避けます。
こういった行動ができる人は多くはなく、ほとんどの人が”さりげなく相手にわからない程度に避ける”という行動をとると思います。
嫌いだからといって、そこまで感情的な行動に出られないという人が普通でしょう。
しかしここが問題で、”嫌い避け”をする時に曖昧な行動をすることで、その行動が”嫌い避け”なのか”好き避け”なのかが紛らわしくなることがあります。
もちろん行動をしている本人は好きなのか嫌いなのかがわかっていますが、相手がどのように思うのかは相手の受け取り方によります。
そのため、好きな人に避けられていると感じた時には、それが好き避けなのか嫌い避けなのかを見極めることが大切になってくるというわけです。
既婚者は好き避け心理が多い?

好き避けをする人は、性格的なことや今までの女性に対する経験などが要因になっていますが、そういった個人的なこと以外にも重要な要素があります。
それが結婚をしているか、していないかです。
結婚をしている既婚者の場合には、社会的な立場があるために、恋愛をしてはいけないことになっています。
今の日本社会では不倫はいけないことという共通認識があるので、もしも不倫をしていることがばれてしまった場合には、その人個人の家庭での問題はもちろん、社会的な信用をなくしてしまう恐れもあります。
そのため、結婚をしている既婚者の場合には、あからさまに異性に対する好意を表面に出すわけにはいかない、という苦しさが生じます。
人間なので、結婚をしていたとしても好意的な感情を持つことがあってもおかしくありません。
そこから不倫に発展させる気持ちがあるかないかは別として、人に対して好きだという感情が芽生えることは自然なことです。
しかし、自然なことだからと言って、それをストレートに表現してしまうと世間からは誤解を受けてしまいます。
相手からだけではなく、周囲にいた他の人からも謝った認識をもたれる恐れがあり、それが原因でそのコミュニティの中で孤立してしまう恐れもあります。
既婚者は、恋愛に関する行動はとにかく慎重に行わないといけません。
一度誤解をされてしまうと、その後もそのイメージで人から勝手に勘ぐられてしまうということもあります。
そういったことを避けるためにも、既婚者の場合には好きだと思っていても、徹底的に好き避けをしてしまうという人が多くなっています。
こういう時は好き避けかも?

具体的な”好き避けの行動”はどのようなものがあるのかを考えてみましょう。
同じ空間にいるのに目を合わせない
まず、同じ部屋など近くにいるのに、いつまで経っても目を合わせないというのは、典型的な『好き避けの行動』です。
同じ空間にいれば、なんらかの機会で目が合うことが自然で、全く目が合わないというのは不自然すぎる行動です。
その場所にいる人の数が多ければ多いほど、目が合う確率は低くなりますが、どんなに大勢の人が集まっていても、顔を知っている人とは何故か目が合うものです。
それは顔を知らない人は目が合っても頭の中にイメージが残らないからで、顔を合わすことがあってもお互いに視線が流れていきます。
しかし、知っている人が相手の場合には、顔に見覚えがあるので何故か視線が止まってしまい、相手の顔を見てしまいます。
好きではない相手であっても、このように自然と視線がとまるものなので、顔見知りの人の場合には、大勢が集まる場所でも目が合うことのほうが自然です。
それなのに、いつまで経っても相手が目を合わせないというのは、明らかにこちらを意識している証拠です。
こちらを見ると目が合うのがわかっているので、わざと目を合わせないようにしているのでしょう。
何とも思っていない知り合い程度であれば、自然と目が合うと思われますが、わざと目を合わせないようにしているということは、知り合い以上の感情が心の中にあるという証拠です。
また、このように故意に目を合わせないようにする人は他の場所でも好き避けをする可能性が高いと考えられます。
異性の話になると話題をそらす
もうひとつの”好き避け”の行動は、異性の話になると話題をそらすことです。
基本的に異性の話というのは、性的なことを連想させるのでシャイな人は苦手にしていることが多い話題です。
それだけでなく、好きな人の前では、異性の話など恥ずかしすぎてできないと思う人が大勢います。
こういった人は好き避けをしやすい傾向があるので、話題が異性の話になった途端に話題を変えようとするかもしれません。
好き避けをする人でも、会話ができるというタイプは社交的な性格が多いと思いますが、そういったタイプでも異性の話はストレートに好きな人のことを連想させてしまうので避けたいと思う話題なのでしょう。
またそういった気持ち以外にも、異性の話は恋愛の話につながることが多く、質問に答えていたりすると、相手への気持ちがばれてしまうことがあるかもしれないと警戒をしているのかもしれません。
特に既婚者の場合には、ふとした発言がきっかけで相手への気持ちがばれてしまうと大事に発展してしまう可能性もあります。
その場に配偶者がいる時などは、その話がすぐに配偶者の耳に入ってしまうこともあるので、夫婦の危機に陥ってしまいます。
できる限りそういったことは避けたいと考えている既婚者が多いので、異性の話になったら、なるべく早く他の話に変わって欲しいと心の中で思っているのでしょう。
もうひとつは、異性の話をすることで好きな人に軽い人間だと思われたくないという心理状況が考えられます。
既婚者であっても、好きな人の前では一途な自分でいたいものです。
恋愛をする時には、どんな人でも浮気をする人よりは自分のことだけを一途に愛してくれる人が好まれるでしょう。
そのため、できるだけ好きな人には自分は一途だというイメージを持ってほしい、と考えてしまいます。
それなのに、異性の話が始まってしまうと、どうしても目の前にいる相手以外の人の話になってしまい、他の異性に対する興味があるかのように誤解されてしまうかもしれません。
もし、話題に出てきた異性を褒めたとしたら、その異性のことを好きだと思われてしまう可能性があります。
だからと言って話題に登場した異性を変にけなしてしまうと、ただの悪口になってしまい、自分のイメージが落ちてしまいます。
どちらにしても、良い解決策はないために、好きな人と異性の話をすることはとても難しいのです。
それをわかっているからこそ、好き避けをする人は、異性の話題になると、別の話題に変えようとするのでしょう。
自分からなかなか話しかけてこない
好き避けをする人は、根本的な性格が恥ずかしがり屋で自分から行動できない、というタイプがほとんどです。
そのため、本心では話しかけに行きたいと思っていても、それを行動にうつすことができずに近くにいるのに話しかけて来ない、という行動に出る人がいます。
こちらが、なんとなく察して話しかけやすい雰囲気を作っても、何度待っていても話しかけてこないという人は、もしかしたら好き避けの行動をしているのかもしれません。
この場合には偶然を装うような感じでこちらから話しかけてみると、相手もなんとなく話題に入ってきてくれることがあるので、こちらから声をかけてみるという作戦がおすすめです。
好き避けをしている人と見ると、好かれているのか嫌われているのかがわからないことがありますが、見分け方は話しかけてこないのに、いつも近くにいることです。
本当に嫌いであれば、距離を取りたいと思うはずなので、声をかけてこないだけでなく、離れた場所に移動するでしょう。
近くにいるのに話しかけてこないという場合には好き避けだと思って大丈夫でしょう。
話しかけてこないのに、ずっと近くにいるのは話しかけてもらうタイミングを待っているのかもしれません。
嫌われてるんじゃなくて好き避けかも
このように、好き避けと嫌い避けは判断が難しいところがありますが、勘の良い人はなんとなく相手を見ていると好かれているのか、嫌われているのかが伝わってくると思います。
こういった勘は、意識をしながら人間関係を続けていると身につくものなので、気になる人がいる場合には意識をしながら相手のことをよく見るようにしていると、段々と相手の気持ちが手に取るようにわかってきます。
やはり好きな人というのは、避けていても好意がにじみ出てしまうものなので、どこか気持ちが感じられてくるのでしょう。
どうしてもわからない時には、こちらから少し距離をとるようにしてみるとわかるかもしれません。
自分が離れていっても、何かと視界に入ってくるようであれば、それは好意があるしるしです。
こちらが離れていくと追ってきている、ということになるからです。
目を合わさなかったり、話しかけては来なくても、好意を持っていると思って間違いありません。
まとめ

好き避けをしてしまう人は既婚者だったりと、社会的な事情がある人が多くいます。
そのため、自分からは積極的に行動をできないけれど、相手から誘わると友好的な態度で接してきてくれるようになります。
好き避けをしている人からの行動を待っていると、2人の関係はなにも発展せずに終わってしまう可能性もあります。
好き避けをしていると感じられた時には、思い切ってこちらから行動をしてみましょう。
相手もその一歩を待っているはずです。
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ふりんちゅ!ライターlina。
既婚2年目にして不倫歴は8年。独身時代から既婚男性と不倫を続け、結婚した今は複数人の男性と不倫中。相手はマッチングサイトで出会った男性がほとんど。
最近はママ活男子と会うことにハマっています。